この記事ではゆず風呂について次の内容をお伝えします。
- 冬至にゆず風呂に入る理由
- 効果や作り方
- エッセンシャルオイルでも効果はあるの?
冬至にゆず風呂に入る理由や、ゆず風呂の効果を理解して、ゆっくり温まって下さいね。
冬至に柚子風呂に入るのはなぜ?
「一年でもっとも昼が短く夜が長い冬至の日にゆず風呂に入る」
この日にゆず風呂に入るとユズの香りや薬効で体を清める禊(みそぎ)の意味があると言われています。
ゆず風呂の習慣は、冬至と湯治の語呂合わせ(冬至→湯治、ユズ→融通)からきています。
ゆず風呂の効果
寒さが厳しく乾燥する冬至のころにゆず風呂に入ると、体が温まって血行がよくなり風邪を引かないと言われています。
ゆずの果汁や皮には多くの栄養が含まれていますが、ビタミンCの含有量は柑橘類の中で一番多く、特にユズの果皮に多く含まれています。
栄養がたっぷりの柚子をお湯の中に丸ごと入れることで、ゆずの果汁と果皮の両方からビタミンCやクエン酸がたっぷり溶け出して、お肌や身体にたくさんの効果を発揮します。
ユズのさわやかで優しい香りは、お湯に入れることでさらに香りがたち、身体の様々な機能の調節に効果があると言われています。
ゆず風呂の作り方
ゆず風呂の作り方
- ゆずを洗って丸ごとお風呂に浮かべる(部分的に皮をむくと香りの成分がでやすい)
- ゆずを半分にカットしたり、柚子の皮を刻んで巾着袋などに入れて浴槽に浮かべる(袋の中のユズを手でギュっと揉むとさらに香りや成分が出やすくなる)
*ゆずの皮をカットする場合は、細かくしすぎると後片付けが大変で詰まりの原因になるので、カットしたら必ず巾着袋などに入れて下さいね。
エッセンシャルオイルでもいいの?
エッセンシャルオイル(精油)はリラックス効果が期待できるため、最近では、病院や介護施設で代替え医療として取り入れられています。
ユズのさわやかで優しい香りは、お湯に入れることでさらに香りがたち、身体の様々な機能の調節に効果があると言われています。
生のユズは準備がめんどうと思われる場合は、ユズのエッセンシャルオイル(精油)がおすすめです。
エッセンシャルオイルとは?
エッセンシャルオイルとは、花や葉、木部、果皮、樹皮、根、種子などに存在する天然の液体のことで、植物の香り成分が凝縮されて含まれたものです。
アロマバス(ゆず風呂)のやり方
アロマバスとはエッセンシャルオイル(精油)をお風呂の中に数滴落として香りを楽しむ方法です。優しい香りがお風呂全体に広がって心身ともに癒されます。
【アロマバスのやり方】
- 38度前後のぬるめのお湯にエッセンシャルオイル(精油)3~5滴落とす。
- よくかき混ぜて、エッセンシャルオイル(精油)をお湯の中に拡散する。
- 香りを楽しみながら、ゆっくりお湯に浸かる。
エッセンシャルオイル(精油)の香りを深く吸い込みながら、ゆったりとリラックスしてくださいね。
注意すること
- エッセンシャルオイルは酸化しやすいので、濡れた手でビンやフタを触ったり、脱衣場などの湿気の多い場所に置かないようにする。
- お湯に入れる量は5滴以内にして、よくかき混ぜてからお湯に入る。
- 肌がヒリヒリしたり赤くなったりしたら使用をやめる。
- 3歳未満の乳幼児はアロマバスにいれない。3歳以上でも赤くなったりヒリヒリする場合は使用を中止する。
肌に優しいアロマバス
お肌の弱い人は、エッセンシャルオイル(精油)を以下のいずれかに溶かしてから浴槽にいれるとマイルドで優しいアロマバスになります。
- キャリアオイル5ml
- 牛乳またはスキムミルク30ml
- ハチミツ10ml
- 無水エタノールまたはウオッカおちょこ1杯
- 塩大さじ1杯程度
*12月の行事はこちらがおすすめです。
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ゆず風呂の効果と作り方 まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
冬至にゆず風呂に入る理由、効果や作り方、エッセンシャルオイルの効果についてご紹介しました。
寒い時期にゆず風呂に入ってぽかぽかに温まるだけでも幸せな気分になりますが、柚子の優しい香りがあれば、心身ともに癒されますね。
コメント
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