この記事では、次の内容をお伝えします。
- 養殖魚の安全性は?
- 天然魚は危険て本当なの?
- 安全な魚の食べ方について
養殖魚や天然魚の実態を知ることで、魚の安全な食べ方を理解することができます。
養殖魚の安全性は?
養殖魚とは、囲いの中でエサを食べさせて、水質や水温などを管理し人の手によって育てられた魚のことです。
【養殖魚の特徴】
- 養殖魚には旬がない
- 筋肉に締まりがなくブヨブヨしている
- 脂質の多いエサを大量に食べさせる
- 抗生物質などの薬物が投与される
養殖魚はイケスの中で大量に飼育され、運動量が少ないため筋肉に締まりがなく、養殖魚の食感はブヨブヨしています。
さらに旬に近い脂を出すために、脂質の多いエサを大量に食べさせることで天然魚より脂がのっていることが多いです。
大量飼育で病気が発生することが多いため抗生物質などの薬物も投与されています。
天然魚は危険て本当なの?
天然魚は、脂肪の多いエサを食べる心配や病気の予防に使われる抗生物質などの薬の心配はありません。
しかし、最近の天然魚は危険といわれています。
【天然魚は危険な理由】
- 工場から排出される化学物質の汚染や原発事故による放射能汚染などで、危険な海域がたくさんある。
- 海に捨てられたゴミに含まれる小さなプラスティック(マイクロプラステック)を魚が飲み込み魚の体内に蓄積することが問題になっている。

海域にもよりますが、汚染された天然魚がたくさんいるようです。
とても残念なことですね。
安全な魚の食べ方
魚の汚染については専門家の意見がわかれるようですが、安全な食べ方については、医学博士の大西先生は次のように提案されています。
医学博士
魚を食べるのは体にいいのか悪いのか、結論はやはり体にいいと思います。 ただし、汚染されていない地域で獲れた小さくて若い魚を、いろいろと選んで食べてみてください。
妊婦さんは、とくに魚の選択には慎重にするべきです。
安全な魚は、やはり天然魚のようですが、汚染されていない地域を選ぶのは、なかなか難しいですね。
旬の魚で、なるべく小さくて若い魚を選ぶようにすれば、安全な魚といえそうです。
魚の栄養素「オメガ3脂肪酸」とは?
魚はオメガ3脂肪酸などの栄養素を多く含んでおり、本来なら健康のために積極的に摂りたい食材です。
オメガ3脂肪酸には、αリノレン酸、DHA、EPAの3つの種類があり、魚から摂取できるのはDHAとEPAです。
種類 | 効果 | |
植物由来 | αリノレン酸 | アレルギ―原因物質を抑制、血圧を下げる、血栓予防 |
魚類など由来 | DHA | 脳神経を活発化して記憶力が向上 |
魚類など由来 | EPA | 動脈硬化・心筋梗塞・血糖値の改善・ダイエット効果・筋肉痛を和らげるなど |
魚は、体にとって大切な栄養素を含んでいるので、なるべく安全な魚を選んで、健康に役立てたいですね。
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【魚の安全な食べ方で注意すること】化学物質は、魚の脂肪や肝臓などの内臓に蓄積するので、それらは食べないようにする必要があります。 カニやロブスターなどの甲殻類は、柔らかい緑の部分は避けるべきです。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
養殖魚の安全性や天然魚の危険性についてご紹介しました。
体にいいと信じてきた天然魚が汚染されていると知りとても残念ですが、安全な魚の食べ方を参考にして上手に魚の栄養を摂りたいですね。
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