酢飯を作る時は、米酢と穀物酢のどちらを使えばよいのでしょうか。
市販のすし酢を使えば、簡単に酢飯を作ることができますが、できれば自分の好みの味で作りたいですよね。
この記事では、酢飯を作る時の酢についてや、酢の違いや使い分け、合わせ酢の作り方をご紹介します。
酢飯は米酢と穀物酢のどっちを使うの?
酢飯を作る時は米酢と穀物酢のどちらを使えばよいのでしょうか。
酢飯のプロであるすし職人は、米酢を使っている方が圧倒的に多いようです。
実際には、米酢でも穀物酢でも酢飯は作れますが、すし職人が米酢を使っているところを見ると、酢飯には米酢が合うようですね。
米酢と穀物酢の違い
米酢と穀物酢の違いは何でしょうか。
それぞれの特徴を知ることで、料理に生かすことができますね。
米酢の特徴
・お米から作られる醸造酢です。
・お米特有の甘味や、まろやかな味わいがあります。
・穀物酢より値段が高い。
穀物酢の特徴
・とうもろこし、小麦、酒粕などでつくられる醸造酒です。
・酸味が強いが、すっきりした味わいです。
・米酢より値段が安い。
米酢と穀物酢の使い分け
米酢と穀物酢の特徴を生かして使い分けることで、おいしい酢の料理を作ることができます。
加熱しない料理に適しているのは?
米酢は、加熱しない料理に適しています。
・酢の物、ドレッシング、マリネなど
加熱する料理に適しているのは?
穀物酢は、加熱する料理に適しています。
・炒め物、煮物など
・アルコールが使用されている穀物酢は、酸味が強い(加熱すると酸味が弱くなる)
合わせ酢とは?
合わせ酢とは、砂糖や塩、しょう油などの調味料を配合した酢のことです。
合わせ酢には、すし酢や二杯酢、3杯酢、甘酢などがあります。
すし酢の作り方
【すし酢の作り方】米酢が合います。
・米2合分→(酢)大さじ4と小さじ2・(砂糖)大さじ1と小さじ1・(塩)小さじ1と1/3
・米3合分→(酢)1/2カップ・(砂糖)大さじ2・(塩)小さじ2
・米4合分→(酢)135ml・(砂糖)大さじ2と小さじ2・(塩)小さじ2と2/3
・米5合分→(酢)170ml・(砂糖)大さじ3と小さじ1・(塩)大さじ1と小さじ1/3
・米6合分→(酢)1カップ・(砂糖)大さじ4・(塩)大さじ1と小さじ1
二杯酢の作り方
【二杯酢の作り方】*穀物酢が合います。
(酢)大さじ3・(しょう油)大さじ1
・油っこい物(餃子のたれなど)や、魚介類(タコとわかめの酢の物)などに合います。
*作る量に合わせて倍量にします。
三杯酢の作り方
【三杯酢の作り方】*穀物酢が合います。
(酢)大さじ3・(塩)小さじ1/3(しょう油)小さじ2・(砂糖)大さじ1
・春雨サラダ、野菜サラダ、ところてん、魚のから揚げなどに合います。
*作る量に合わせて倍量にします。
甘酢の作り方
【甘酢の作り方】*穀物酢が合います。
(酢)大さじ4・(塩)小さじ1/3・(砂糖)大さじ2
・南蛮漬け、なます、酢豚などに合います。
*作る量に合わせて倍量にします。
酢飯に合う酢の種類や酢の違いなどまとめ
料理に合う酢を使い分けることで、料理の味がいっそうおいしくなることがわかりました。
コクのある米酢は、穀物酢に比べると値段が若干高めですが、コクがあって旨味もあるので和食には米酢を使いたいですね。
油っぽい料理は、穀物酢を使うことでさっぱりとおいしくなります。
おいしい酢の料理を作るためには、米酢と穀物酢の2本を常備しておく必要があるようですね。
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