小満とは?2023年はいつ?二十四節気と七十二候・旬の草花や行事

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小満 年中行事

この記事では、小満(しょうまん)について次の内容をお伝えします。

  • 小満の意味と2023年はいつなのか
  • 二十四節気と七十二候
  • 小満の旬の草花や行事は?

小満の意味や七十二候を知ることで、生き生きとした時季である小満を詳しく理解することができます。

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小満(しょうまん)とは?

小満とは、すべてのものが生長して、いきいきとした生命でみちあふれるという意味です。

草木も花々も、鳥も虫も人も、日を浴びてかがやく季節です。

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2023年の小満はいつ?

2023年の小満 5月21日                                         期間 2023年5月21日~6月5日ごろ

二十四節気のひとつである小満の日付けは、毎年同じわけではありませんが1日前後するだけでほぼ固定しています。

二十四節気と七十二候

二十四節気とは一年を24に分け、七十二候はさらに細かく一年を72に分けて旬の草花や生き物など季節の移ろいを表現しています。

*二十四節気と七十二候

ここからは、小満の七十二候を詳しくご紹介します。

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小満【初候】第二十二候

新暦】5月20日~25日

・蚕起食桑(かいこおきてくわをくう)

(意味)蚕が桑をいっぱい食べ始める

旬のうた

唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ(在原業平)

旬の生き物】

蚕(かいこ)蚕はカイコガというガの幼虫ですが「お蚕様」と呼ばれるほど農家にとっては貴重な現金収入でした。そのため数え方も牛や馬と同じ一頭二頭と数えていました。蚕の作った繭から取れた高級な絹糸で日本経済を支えていましたが、戦後は良質な化学繊維が登場して養蚕業は衰退してしまいました。

旬の虫

てんとうむし 背中に七つの斑点があるのはななほしてんとう。黄色いのは、きいろてんとう。てんとう虫は、あぶらむしや、うどんこ病の菌などを食べてくれる、人にはありがたい味方です。

旬の野菜】

そらまめ 旬は4月~6月(桜が咲いた2ヵ月後が、その地方のそらまめの旬)。選ぶ時のコツは、さやつきで、光沢のあるもの。鮮度が大事なので買ってきたらすぐに茹でます。塩ゆでや、さやのまま焼いてもおいしいです。

【旬の行事】

三社祭(さんじゃまつり)浅草の三社祭は5月の第3金曜日~日曜日までの3日間。初日は浅草芸者や田楽、名物大行列が登場。3日目の最終日は三体の本社みこし担ぎがあります。

主な記念日

  • 5月20日 ローマ字の日
  • 5月21日 小学校開校の日
  • 5月22日 ガールスカウトの日
  • 5月23日 キスの日
  • 5月24日 伊達巻の日
  • 5月25日 広辞苑記念日
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小満【次候】第二十二候

【新暦】5月26日~30日

・紅花栄(べにばらさかう)

(意味)紅花がいちめんに咲くころ

旬のうた

古に 恋ふらむ鳥は 霍公鳥(ほととぎす)けだしや鳴きし 吾が念へるごと(額田王)

【旬の草花】

紅花(べにばな)染料や食用油として利用される紅花の花びらは、上の方に水に溶ける黄色の色素、下の方に水に溶けない赤の色素を含み、水にさらして乾燥させながら紅色にしていきます。

原産はエジプトで、紀元前2500年のミイラの衣服はベニバナで染められていました。江戸時代には高級化粧品である紅猪口(べにちょく)の原料として使われ、紅猪口一つ分に約千輪ものベニバナが必要なほど大変高価なものでした。中国、朝鮮半島を経由して渡来し、現在は山形県の産地が有名です。

旬の行事

潮干狩り(しおひがり)あたたかな初夏は潮干狩り日和。くまでで砂をほじくって、アサリや青柳、シオフキなどの貝を見つけます。

【旬の野菜】

しそ 旬は初夏~盛夏。赤じそは旬が短く夏の2か月程度。体を温めたり、イライラを鎮める働きがあり花粉症対策にもなる。葉先までピンと張り、みずみずしい物が選ぶ時のコツです。

主な記念日

  • 5月26日 東名高速道路全通記念日
  • 5月27日 百人一首の日
  • 5月28日 花火の日
  • 5月29日 エベレスト登頂記念日
  • 5月30日 ごみゼロの日
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小満【末候】第二十四候

【新暦】5月31日~6月4日

・麦秋至(むぎのときいたる)

(意味)麦が熟して収穫するころ

旬の句

麦飯も よし稗飯(ひえめし)も 辞退せず(虚子)

【旬のことば】

衣替え 夏服への着替えの時期。江戸時代は幕府の衣替えを年4回行っており庶民も同じように行っていましたが、明治に入ってから政府の制服の切り替えが6月1日と10月1日の2回になり現在まで続いています。

 

旬のことば】

麦秋 夏なのに「秋」がついているのは、麦が実り収穫(秋)を迎えることから呼ばれています。

旬の兆し】

麦嵐・麦雨 刈り取りを待つ麦秋の時期に吹き渡っていく風を麦嵐、あるいは秋風といい、このころに降る雨のことを麦雨(ばくう)と呼びます。 

旬の野鳥

しじゅうから(四十雀) 「ツィピーツィツィピー」と高く澄んだ声で鳴く姿が街中でも見かけられ、のどから尾羽まである黒い縦縞模様が特徴。初夏のころに卵を生み子育てをします。

主な記念日

  • 5月31日 世界禁煙デー
  • 6月1日 衣替え
  • 6月2日 本能寺の変
  • 6月3日 測量の日
  • 6月4日 虫の日

 

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小満とは?まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

小満の意味と時期、二十四節気と小満の七十二候(初候・次候・末候)についてご紹介しました。

そろそろ梅雨が近づいてくるころですが、新緑の美しいこの時期は静かに自然と向き合うのもいいですね。

コメント

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