立春とは?2023年はいつ?節分の違い・七十二候

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立春 年中行事

この記事では、立春について次の内容をお伝えします。

  • 立春の意味と2023年の日付
  • 立春と節分の違い
  • 七十二候で立春の特徴を知る

立春の意味や節分との違い、立春の七十二候を知ることで、立春とはどんな時季なのか理解することができます。

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立春とは?

立春とは、文字の通り、春がはじまる日のことです。

旧暦では1年の始まりは立春からと考えており、行事も立春を基準にして決めていました。

日本人にとって、立春はとても重要な日だったのです。

2023年の立春はいつ?

2023年の立春は2月4日                            期間2023年2月4日~2月19日ごろ
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立春と節分の違い

立春の意味は、春がはじまる日とお伝えしましたが、節分とは、その前日のことを指します。

節分は、豆まきのイメージがありますが、本当は季節の分かれ目という意味があります。

本来は春・夏・秋・冬の4回あるはずですが、江戸時代から節分は立春の前日だけになりました。

さらに、節分は2月3日と思われている方が多いようですが、毎回2月3日というわけではなく、1日前後ズレることがあります

なので、立春の日も節分と同じように1日前後変わることがあります。

ちなみに2021年の節分は、124年ぶりの2月2日でした。

【2022年以降の節分の日】

  • 2022年の節分2月3日
  • 2023年の節分2月3日
  • 2024年の節分2月3日
  • 2025年の節分2月2日
  • 2026年の節分2月3日
  • 2027年の節分2月3日
  • 2028年の節分2月3日
  • 2029年の節分2月2日
  • 2030年の節分2月3日

 

*節分に豆まきをする理由

節分の日付がズレる理由

節分の日にちがズレる理由は、太陽の角度で決める太陽暦が関係しており、地球が太陽を一周する時間が365日ぴったりではないことからきています。

節分は立春の前日にあたりますが、立春は一年を24に分けた二十四節気の第一番目にあたり、この二十四節気の日にちは太陽の動きで決められています。

なので立春は日にちが変動し、それに伴って節分の日にちも変わってきます。

*二十四節気と七十二候

1年は365日として計算していますが、実際には365.2422日(地球が太陽を一周するのにかかる日数)です。毎年0.2422日分多くなってしまうため、4年に1回うるう年を設けて調整しているのです。
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立春の七十二候

ここからは、立春とはどんな時季なのか、特徴がよくわかる七十二候をお伝えします。

七十二候は、その時季の花や鳥、自然の変化を細かくとらえて、風情のある名称がつけられています。

ここからは、立春の七十二候(初候・次候・末候)を順番にご紹介します。

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立春【初候】第一候

【新暦】2月4日~8日ごろ

・東風解凍(こちこおりをとく)

意味】東風が厚い氷を解かし始める

旬のうた

河上の つらつら椿 つらつらに 見れども飽かず 巨勢の春野は(春日蔵首老)

旬のことば

春一番】立春の頃、その年始めて吹く強い南風が春一番です。発達した低気圧が日本海を通るときに吹き、その日は気温が急に上がりますが、翌日は寒くなることが多いです。

旬の野菜

ふきのとう】雪解けの土の中から顔をのぞかせる「ふきのとう」は、春一番の山菜です。つぼみが固く、葉が開いていないものを選ぶのがこつです。

旬の花木

ねこやなぎ】川岸に多く見られ、葉は楕円形で手触りが猫の指のようで、かわいらしい綿毛をつけます。花の少ない早春では、華道や茶花の題材として大活躍します。

主な記念日

  • 2月4日 世界対がんデー
  • 2月5日 プロ野球の日
  • 2月6日 海苔の日
  • 2月7日 長野の日
  • 2月8日 針供養
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立春【次候】第二候

新暦】2月9日~13日ごろ

・黄鶯睍睆く(うぐいすなく)

意味】鶯(うぐいす)が山里で鳴き始める

旬の句

梅が香に のつと日の出る 山路かな(芭蕉)

旬のことば

早春】新暦の2月~3月のこと。大正時代に長野県安曇野地方の早春の様子を示した「早春賦」で広まったことばです。この時期を指す「三寒四温」は、3日寒い日が続くと4日暖かい日が続き、だんだん春になると言う意味です。

旬の鳥

うぐいす】鶯のさえずりを聞くと、春だなと耳を傾けます。「春告鳥(はるつげどり)」ともいわれれる緑がかった褐色の鳥です。春から夏は「ホーホケキョ」とさえずり求愛します。「ケキョケキョ」と続けて鳴くのは鶯の谷渡り。秋から冬は「チャッチャ」という笹鳴きをします。

旬の花木

紅梅・白梅】初春を代表するバラ科の落葉高木で、松や竹と並ぶ縁起の良い植物です。早春に香りのする花を咲かせ、花が咲くのは色の順番といわれ、白梅が最初に咲き、盛りが過ぎる頃に紅梅が咲き始めます。

主な記念日

  • 2月9日 漫画の日
  • 2月10日 海の安全記念日
  • 2月11日 建国記念の日
  • 2月12日 ペニシリンの日
  • 2月13日 苗字制定記念日

 

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立春【末候】第三候

新暦】2月14日~2月18日ごろ

・魚氷に上る(うおこおりにあがる)

意味】暖かくなって氷が割れ、魚が跳ね上がるころ

旬の句

見事なる 生椎茸に 岩魚添へ(虚子)

旬の行事

谷汲踊(たにぐみおどり)】岐阜県揖斐郡揖斐川町の谷汲山華厳寺(げごんじ)で2月18日に豊年を祈願して奉納される。平家を討った源氏の戦勝の踊りともいわれます。

旬の鳥

めじろ】あざやかな黄緑の羽に目のまわりを白くふちどっためじろが、このころから庭木の小枝にに姿を現します。舌の先はブラシのようになっていて、花の蜜を上手になめます。

旬の魚

岩魚(いわな)】全長30㎝前後で白と橙色斑点がある日本在来の渓流魚です。岩魚の名前の由来は岩穴にすむ魚。渓流に多く棲息して2月の解禁からとれはじめ、えさの多い夏が美味です。

旬の花木

片栗の花】ユリ科のカタクリ属の多年草で、薄い紫色の花を下向きに咲かせるのが特徴です。発芽してから花を咲かせるまでに7~8年ほどかかります。

主な記念日

  • 2月14日 聖バレンタインデー
  • 2月15日 春一番名付けの日
  • 2月16日 天気図記念日
  • 2月17日 天使の囁きの日(日本最寒記録)
  • 2月18日 冥王星の日

若水とは?若水とは、立春からはじまる新しい年に初めてくんだ水のことです。

健康や豊作、幸せを招く水とされています。まずは神棚にお供えして、それから食事の仕度や洗顔などに使います。

若水で入れたお茶が福茶で、煎茶やほうじ茶に結び昆布や小梅をなどを入れた物です。

 

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立春とは春が始まる日

最後までお読みいただきありがとうございました。

立春の意味と2022年の日付、節分との違いや日付がズレる理由、立春の七十二候についてご紹介しました。

立春のころは、まだ寒い日が多いですが、春はもうそこまで訪れていますね。

コメント

  1. […] 2022年の寒の明けは、2月4日(立春)です。 […]

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