親の介護、いつまで続くのだろう・・。
私も親の介護を10年してきました。
毎日が先の見えないトンネルの中にいるような、暗い気持ちになることありますよね。
でも、終わりは突然やってきます。
もしかしたら明日かもしれません。
なので、自分のリフレッシュの時間をしっかり取りながら上手に乗り越えませんか?
私は自分の経験を生かし、現在はケアマネジャーとして介護をされている方の相談に応じています。
この記事では「親の介護」疲れたらリフレッシュする/ショートステイ/終わりは突然やってくるについて解説します。
「親の介護」
親の介護をしているあなたに、心から「お疲れ様」と伝えたいです。
親の介護は本当に大変で疲れます。
体の疲れはもちろんありますが、精神的な疲れは本当にきついですよね。
親の状態が突然変わることもあります。
昨日は元気な顔をして笑っていたのに、今日は起き上がることもできない。
たった1日しか経っていないのに・・・。
親の介護は、そんなことの連続です。
「昨日は、たまたま体調が良かっただけ・・」
頭では分かっていても、
「もしかしたら、また以前のように元気になるかもしれない」
そんな期待をしてしまうことがあります。
でも介護に疲れてくると、
「こんな生活いつまで続くのか、もう終わりにしたい」
そう思って親を憎んだりすることもあります。
しかし、親の介護はいつまでも続きません。
終わりは必ず来ます。
もしかしたら、それが明日かもしれないのです。
疲れたらリフレッシュする
親の介護に疲れたら、思いきってリフレッシュすることはとても大切です。
「介護が忙しくてリフレッシュする時間がない」
付きっきりで介護が必要な時は、時間に追われて笑う余裕なんてまったくない日々が続きます。
そんな毎日を送っていたら、きっと心身ともに疲れ切っているはずです。
体のどこかに不調が現れたり、顔がこわばっていたり、ネガティブな考え方になってしまっていたり、自分は大丈夫と思っていても体は正直です。
自分では気づかなくても他人にはわかるようです。
私も親の介護をしている時、時間に追われて疲れ切っている毎日を送っていました。
そんな時に友人から、「表情が暗い」と言われてショックを受けたことがあります。
その時は、「私の気持ちをわかってもらえない」と友人の一言に怒りを感じましたが、本当に怖い顔をしてたのでしょうね。
ストレスがたまっている状態が続くと本当に病気になってしまうこともあるので、たまには介護のプロに親を任せて、思いきりリフレッシュして下さいね。
シュートステイ
ショートステイは在宅介護の強い味方です。
ショートステイには、介護のプロ集団がいます。
あなたがリフレッシュしている間は、あなたの代わりに大切な親の介護をしてくれるので安心して任せて下さい。
中にはショートステイを嫌がる親さんもいますが、それは当然です。
いつもと違う環境で過ごすのは誰でも不安ですし、このまま迎えに来てくれないのでは、と心配になってしまうようです。
でも、あなたの親がどんなに不安そうにしていたとしても、割り切って任せてしまいましょう。
介護者がいつまでも心配していると、本人はますます不安になってしまいます。
「困ったことがあれば、何でもお願いすれば大丈夫だよ」
「またすぐに迎えにくるからね」
と安心するような声をかけてあげて下さい。
そうすれば、「そうか、仕方ない」と思って納得されることが多いですよ。
*ショートステイについて詳しくはこちらを参考にして下さい。
➡「親の介護」介護保険の申請とサービスの種類は?利用できる人やケアマネジャーの役割について!
毎日親の介護をしていると、とにかく忙しく時間に追われることが多いですよね。
疲れていても、「自分がやらなければいけない」と頑張りすぎてしまうと介護者が倒れてしまうことがあります。
私はケアマネジャーとして、介護者が一人で介護を抱えて共倒れになったケースをたくさん見てきました。
介護者のあなたが倒れるようなことになれば、親は自分のことで苦労をかけてしまったという罪悪感を持ち、親を悲しませることにもなります。
なので、自分のことを後回しにしないで、定期的に介護の休みを取ってリフレッシュしてストレスを解消しましょう。
音楽を聴く
ストレス解消法の一つに、好きな音楽を聴くという方法もあります。
波の音や鳥のさえずりなど、自然音はストレスを軽減するセロトニン分泌を促進する働きがあり、疲れた体や心を癒してくれます。
親の介護に疲れた時は、現実から離れる時間を持つことが大切です。
イライラしたり悲しんだり怒ったりを繰り返していると、いつの間にか自律神経が乱れてしまうことがあります。
自律神経が乱れると、心身に様々な不調をもたらして親の介護を続けることも困難になってしまいます。
リラックス効果のある音楽を聴くだけでも、ストレスが解消されて体が楽になることがあるので、車の中や一人で過ごす時に流しておくといいですよ。
疲れたな、と思ってからではなく定期的に心身をリラックスさせて疲れをためないように発散することが大切です。
カフエでゆっくりくつろぐ
1人でも落ち着けるお気に入りのカフェを見つけておき、定期的に一人で過ごす時間を持つとよいですよ。
カフェを選ぶ時は、知り合いが出入りしないような場所で、自分の好きな景色が見える場所だと更にいいと思います。
あなたの街にも、きっとそんなカフェがあると思うので、探してみてください。
お気に入りの場所が見つかったら、定期的に日常から離れて一人でゆっくりくつろぐ時間をつくって下さいね。
美しい写真を見る
毎日が忙しすぎて、空を眺めることを忘れてしまってませんか?
介護に疲れて、気持ちが沈みがちな時こそ、空を眺めてみて下さい。
「空をご覧ください」
わたしたちは夜空を見上げるだけで、地球の外に広がる遠くの星々の世界を見ることができるのです。
これは紛れもない宇宙の姿です。夜空は頭上に大きく開かれた、宇宙を見渡す窓なのです。
誰もがすでに宇宙の観客席にいるのです。
by KAGAYA (星空写真家)
KAGAYAさんの星空写真集を見ていると、ちっぽけな自分に気づいたりします。
旅に出る
思いっきり気分転換するなら、旅に出るのが一番です。
旅先は、自分が好きな場所を選んでください。
最近は一人旅をする人が増えてきたので、周りを気にしなくてもいいのでありがたいです。
一人旅なら、行きたい場所やホテル、食べたいものをすべて自分で選んで自由に楽しめるのでおすすめです。
まずは行き先を決めて、次はホテル。
頑張っている自分へのご褒美ですよ。
「こんなにのんびりするのは何日ぶりかな?」
なんてしあわせな気分を味わえると思います。
いざ日常を離れて遠い場所でのんびりしてみると、何となく親への感謝の気持ちも湧いてきたりするものです。
でも、旅先では親のことは一切考えなくても大丈夫ですよ。
いつも頑張っているあなただけの時間を過ごしてくださいね。
終わりは突然やってくる
親の介護で心も体も疲れ切っているあなたは、今は本当につらいと思います。
誰でも一度は経験しなければいけないことですが、実際にその時が来ると、このまま永遠に続くのではないかと思うくらい余裕のない生活が続きます。
でも親の介護は、終わりは突然やってきます。
なので、どうか無理をしないであなた自身を大切に過ごしてくださいね。
親の介護 まとめ
最後まで読んで下さりありがとうございます。
疲れていても、「自分がやらなければいけない」と頑張りすぎてしまうと介護者自身が倒れてしまうことがあります。
私はケアマネジャーとして、介護者が一人で介護を抱えて共倒れになったケースをたくさん見てきました。
どうか自分のことを後回しにしないで、定期的に介護の休みを取ってリフレッシュして下さいね。
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