毎年やってくるお盆は、亡くなったご先祖様が自宅に帰ってくるといわれます。
初めて故人をお迎えされる方(初盆)は、お盆に準備するものやマナーがわからなく困ってしまいますよね。
最低限のマナーを守りつつ、無理がない方法でご先祖様をお迎えして下さいね。
この記事では、お盆はいつからいつまで?初盆の準備やお坊さんの手配、お盆の基礎知識についてご紹介します。
お盆の期間て、いつからいつまで?

お盆の期間て、いつからいつまでのことですか?
お盆は地域によって異なりますが、新盆か旧盆のどちらかになります。
仏教の教えでは、旧盆の7月13日~7月15日をお盆としていましたが、この時期は農業の繁忙期のため、農業が盛んな地域では、お盆を1か月遅れて行うようになったんですよ。
東京や横浜などの関東圏の一部は、現在でも7月13日~7月15日にお盆を行っているのは、このような意味があったんですね。
初盆に準備するもの
初盆とは、大切な人が亡くなられて初めてお迎えするお盆のことです。
初盆と書いて、にいぼんと読みます。
地域によっては、しんぼん、ういぼん、はつぼんとも読みます。
準備するもの6選

初盆に準備するものはなんですか?
初盆と通常のお盆では、準備するものが若干違いますが、ここでは、初盆に準備するものについて書いていきますね。
仏壇は購入せずに、棚などを利用して、お参りできるような環境に整えたり、ⅮⅠYで、オリジナル仏檀を作る方もいますよ。
必要な仏具は、仏檀店やホームセンターにすべて揃っていますので、デザインや価格は、好みで選んでくださいね。
無理のない方法を選べばよいですね!
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3.【盆ちょうちん】 ちょうちんには2種類あります。
初めて亡くなられた方をお迎えされる場合は白い提灯を用意します。
白い提灯は、1回使用するだけで、それ以降は、絵柄が入ったものを使います。
4.【盆棚】 お供え物を置くための棚です。
盆棚に置くものは、果物やお菓子など、故人が好きだった食物などを飾ります。宗派や地域によってお供え物が違いますので、事前に確認して下さいね。
棚は自宅にあるもの(低めの台)で代用しても大丈夫ですよ。
6.【浄飯】 仏壇にお供えする白いご飯のことです。 炊きたての白いご飯を、お参りする朝に準備します。
近年は、昔からのやり方にとらわれずに、簡素化する傾向にありますので、ご家族で相談して、無理のない方法で行って下さい。
いずれにしても、心を込めて、亡くなられた方をお迎えしたいですね。
お坊さんを手配するには?
初盆にお坊さんに家にきてもらってお経を読んでもらう場合は、遅くても1か月前にはお願いをして下さいね。
お盆は、お坊さんが大変いそがしい時期なので、早めに日取りを伝えないと希望する日に来てもらうことは難しいですよ。
お坊さんを招くときに準備するもの3選

お坊さんを招く時に準備するものはなんでしょうか。
お坊さんに家に来てもらう時は、次の3つの準備が必要です。
1.【お布施】 お布施は、3万円~5万円が相場です。 お布施袋にお金を入れて準備しておきます。お寺によっては、お布施の金額が決まっている場合があるので、事前にお寺に聞いて下さいね。
お布施の金額を聞くことをためらう方もいますが、近年では事前にお寺に聞くことが、あたり前になっているので、遠慮する必要はありませんよ。
2.【お車代】 お車代は5千円~1万円が相場です。 お坊さんに、自宅に来てもらった場合に渡すものです。
白い封筒に、お車代と書いて、帰られる時にお坊さんに渡して下さい。
3.【会食代】 お坊さんが会食を辞退された場合は、お食事代と書いた封筒に、5千円(相場)入れて渡します。 法要の後にお坊さんも一緒に会食する場合は、お食事台は必要ありません。
お坊さんに渡すものは事前に準備をしておいてくださいね。
初盆の遺族の服装

初盆を迎える遺族の服装はどうでしょうか?
初盆は、故人が亡くなって初めて迎えるお盆なので、故人に対してはもちろんのこと、お坊さんや来ていただく方に対して、失礼に当たらないように、喪服を着用して下さいね。
*いずれにしても、初盆を迎える時の服装は、黒のフォーマルが一般的です。
初盆の準備やお盆の基礎知識についてまとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
お盆の期間や初盆についてご紹介しました。
最低限のルールを守りつつ、心を込めて無理なく初盆を迎えることができれば、立派な供養になると思います。
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