メープルシロップには多くの栄養素が含まれているので、美容にもおすすめです。
ハチミツに比べると、さらっとしてカロリーも低めなのでダイエットにも効果がありますよ。
味や香りの違う4種類のメープルシロップを楽しんでみて下さいね。
この記事では、メープルシロップの選び方や4つのグレード、保存法についてご紹介します。
メープロシロップの選び方
お店に並んでいるメープルシロップを選ぶときは、どんなことをポイントに選んでいますか?
メープルシロップは、おしゃれなビンや可愛い入れ物に入っているので、つい見た目で選んでしまいます。
でも本物のメープルシロップを選ぶときは、原産国、グレード(等級)、原材料の3点に気を付ける必要があります。
では、順番にご紹介しますね。
原産国

最初に確認することは、カナダ産を選ぶことです。
メープルシロップの原産国で有名なのはカナダです。
カナダはカエデの木が非常に多いため、メープルシロップの原産国では全体の70~80%を占めています。
カナダは厳しい品質基準があり、サトウカエデに農薬を使うことが禁止されています。
カナダ産を選べば味は保証されています。
お店に並んでいるメープルシロップには、水あめ等で薄めてある偽物もたくさんあるので注意が必要です。
必ず原産国を確認して下さいね。
4つのグレード(等級)

メープルシロップには、4つのグレード(等級)があります。
①ゴールデン
・光の透過率75%以上、香りは繊細で軽やか
・一番最初に摂れた樹液を煮詰めた物で最も風味が繊細で高級です
②アンバー
- 光の透過率50~74.9%、香りは繊細でまろやか
- 2番目に摂れた樹液を煮詰めた物で風味が繊細でまろやかです
③ダーク
- 光の透過率25~49.9%、香りはバランスが良い
- アンバーの後に摂れた樹液を煮詰めた物で風味のバランスが良く、最もおすすめです
④ベリーダーク
- 光の透過率25%以下のもの、香りは濃くてスモーキー。癖があり好き嫌いが分かれる大人の味
- 採取の最後に摂れた樹液を煮詰めた物。
- 濃厚な風味が特徴(同じカエデの樹から採取しても採取する時期で色や味の濃さが違う)

はじめに採取するメープルシロップは味が薄めで香りも繊細ですが、採取の終わる頃には、色が濃くなり、香りも強くなってくるんですね。
原材料(ラベルの表示)

原材料については、ラベルの表示を見て下さい。
「PURE」「PUR」と表示されていれば本物のメープルシロップです。
*カナダでは厳しいメープル製品規則があるので、表示されていれば100%メープルシロップです。
メープルシロップが出来上がるまで
メープルシロップが出来上がるまでには、いろんな工程があります。
メープルの樹木は、カナダの厳しい冬が終わる頃に樹木から自然に樹液が流れ出ます。
- 生産者たちは、メープルの樹液が流れ出る10日~20日に、樹木の健康状態などを考慮して1~4か所の採取口を取り付けます。
- カエデの樹液の主成分であるショ糖を煮詰めて水分を飛ばすと色や味がつき、メープルシロップが出来上がります。
- さらに煮詰めると、メープルスプレッドやメープルシュガーになります。

メープルシロップはハチミツと比べると、とてもサラっとした食感です
*こちらの記事もおすすめです。
ハチミツとメープルシロップの違いは?健康に良いのはどっち?偽物についても!
採取する樹は?
採取する樹は、樹齢30~40年で幹の太さが直径20㎝以上のものを選びます。
採取される樹木は全体の1/10以下なので、その後の成長に影響はありません。
そしてカエデの樹木を守るために、若木は選びません。
メープルシロップの保存法

メープルシロップは、水分が多く含まれているので保存については注意が必要です。
特にカビには十分気を付けて下さい。
メープルシロップのカビは分かり難いかもしれませんが、液体に沈殿物や白っぽいものが浮かんでいたらカビです。
カビを見つけたら、すぐに取り除いて加熱殺菌をする必要があります。
加熱殺菌
1.お玉やスプーンでカビをきれいに取り除く
2.鍋に入れて、かき混ぜながらふつふつ煮る。
3.泡立つようになったら火から下ろし完成です。
冷凍保存
メープルシロップは、冷凍保存ができます。
冷凍庫で保存しても固まることはないので、しばらく使用しない場合は冷凍がおすすめです。
メープルシロップの選び方まとめ
メープルシロップの選び方などについてご紹介しました。
いかがでしたか?
お店に並んでいるメープルシロップを購入する際は、3つのポイントを確認して、お好みの味を選んで楽しんで下さいね。
コメント
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