「いい石の日」とは、どのような記念日なのでしょうか?
聖徳太子の命日でもある11月14日と関係があるのでしょうか・・。
この記事では「いい石の日」の由来と目的、石の雑学、動物のこだわり、世界一硬い石についてご紹介します。
いい石の日の由来
11月14日はいい石の日です。
1999年(平成11年)に山梨県石材加工業協同組合が制定し日本の記念日に登録されました。
由来
- 「いい」⇒11、「石」⇒14の語呂合わせ
- 聖徳太子の命日
大工や石工職人は、聖徳太子が寺院建設史上大きな存在であったことから聖徳太子の命日を太子講とし、いい石の日に制定しました。
(職業講は職業上の目的を達成するために結ばれた集団)
いい石の日の目的
いい石の日の目的は、石を加工・配置する技術の巧みさをアピールすることです。
目的
- 墓石で先祖を供養する文化
- 伝統を守る事
- 石組みで美しく趣のある庭を築く
石は信仰の対象として神社にまつられ、美しい石は宝石とし身につけられ、古代では武器として使用されるなど、石は人間の生活に欠かせないものとなっています。
聖徳太子を信仰する理由は?
大工や石工職人は、聖徳太子を守護神として信仰しています。
聖徳太子を信仰する理由
- 聖徳太子はお墓や家を建てる時に使用する曲尺(かねじゃく)を発明した。
- 寺院建築史上大きな存在であった。
石の雑学
古くから人間と深く関わってきた石ですが、実は動物たちも石にはこだわりを持ち、とても大切にしています。
動物の石のこだわり
海のかわいい生き物「ラッコ」と、怖い「ワニ」も、石にこだわりをもっている動物として有名です。
ラッコの石のこだわり
ラッコはお腹の上に貝をのせて石で割って食べる習性があります。 そして、ラッコが持っているその石にはかなりのこだわりがあり、とても大切にしているんですよ!
ラッコの石のこだわり
- 気に入った石をずっと使い続ける
- 気に入った石を仲間に自慢する
- 脇の下にあるポケットにしまい込む
自分が大切にしていた石を失くすと、食事ものどを通らないくらい落ち込むこともあるそうです。
海の上でふあふあ浮いている可愛いラッコの脇には、いつもお気に入りの石が隠されていると思うと、ますます可愛くなりますね。
ワニが石を飲み込む理由
- 胃の中で食べ物をすり潰して消化を助ける
- 重りの役目
ワニは石を飲み込んで胃の中の食べ物を細かくして消化を助けたり、水の中で体が浮いてしまわないように、重りとして石を飲み込むそうです。
水中で暮らしていた恐竜のプレシオサウルスなどのお腹からも胃石が発見されています。
鳥類もその生態を受け継いでいて、砂肝の消化器官である砂嚢にも砂や小石が混じっていて、歯の代わりにすりつぶす役割があります。
世界一硬い石は?
世界一硬い石はダイアモンド?
そう答える人がほとんどだと思います。
実はダイアモンドより硬い石があるんですよ。
ダイアモンドより硬い石3選
- ロンズデーライト 現在では一番硬い石
- カルメルタザイト 宝石のように美しい
- ウルツァイト 構造がダイアモンドに似ている
今までは天然ではダイアモンドが一番硬い石と言われてきましたが、現段階では3つの石がダイアモンドの硬さを超えています。
他にも硬い石はたくさん発見されているので「世界で一番硬い石」の順番はこれからも変わりそうですね。
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いい石の日 まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
「いい石の日」についてや石の雑学をご紹介しました。
石は人間や動物に欠かすことができない大切な資源であることをあらためて知りました。
石に感謝して大切にあつかっていく必要がありますね。
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