大寒とは?2023年はいつ?二十四節気と七十二候・冬のあいさつ文

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大寒 年中行事

この記事では、大寒について次の内容をお伝えします。

  • 大寒の意味と2023年の日付
  • 二十四節気と七十二候
  • 手紙に使える冬のあいさつ

大寒の意味と七十二候を知ることで、一年でもっとも寒い大寒とはどんな時季なのかを理解することができます。

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大寒とは?

大寒とは、一年でもっとも寒さが厳しくなるころ

二十四節気の最後にあたり、これから少しずつ日が長くなり、春に向かいます。

三寒四温(さんかんしおん)                      寒い日が3日続くと、そのあとに4日ほど暖かい日があるという意味。大寒といっても寒い日がずっと続くわけではなく、寒暖をくりかえしながら、だんだん春になっていきます。

2023年の大寒はいつ?

2023年の大寒は1月20日                           期間 1月20日~2月3日ごろ

 

二十四節気の一つである「大寒」の日付は、太陽の動きによって決まるため、毎年同じ日になるわけではありませんが、1日前後するだけでほぼ固定されています。

二十四節気と七十二候

季節には、太陽暦の一年を四等分した春夏秋冬の他に、24等分した二十四節気と、72等分した七十二候があります。

  • 二十四節気は、季節の名まえが付けられ「立春」からはじまり「大寒」で締めくくられて一年となります。
  • 七十二候は、「桃始めて笑う」「玄鳥去る」など、花や鳥などの自然現象や季節の出来事をそのまま名前にしています。

*二十四節気と七十二候について詳しくはこちらをどうぞ

 

ここからは、大寒の七十二候を、初候・次候・末候に分けて詳しくお伝えします。

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大寒【初候】第七十候

新暦】1月20日~24日ごろ

・款冬華さく(ふきのとうはなさく)

意味】ふきのとうが、つぼみを出す。

旬の句

蕗の薹(ふきのとう)ふみてゆききや 善き隣(久女)

旬の草花 

南天】鮮やかな赤い実をつける南天は「難を転ずる」という縁起物としてお正月飾りやおせち料理に使われることが多い植物です。南天の葉は「南天葉」という漢方薬で、熱さましやせき止めの効能があります。

ふきのとう】キク科フキ属の多年草であるフキが、早春になって花茎が伸びてきたものが「ふきのとう」で花のつぼみです。雪解けを待たずに顔を出すことから「春の使い」と呼ばれています。

天ぷらや炒め物、煮びたしやみそ汁の具材にしてもおいしくいただけます。煎じて飲むとせき止めのや解熱作用もあります。

旬の行事

【初地蔵】毎月24日はお地蔵さまの縁日ですが、その年の初めの縁日にあたる1月24日は「初地蔵」と呼ばれます。巣鴨のとげぬき地蔵は有名で参拝の人でにぎわいます。

 

【二十日正月(はつかしょうがつ)】一月二十日は正月の祝い納めの日として、新年の家事で働き通しだった女性が体を休めに里帰りをするなど、仕事を休む風習がありました。正月に用いた魚の頭や骨で鍋や団子をいただいたことから「骨正月」、「団子正月」とも呼ばれています。

 

旬の食べ物

【赤貝】旬は12月~3月で、江戸前を代表する寿司ネタです。東京湾でとれる江戸前の物が最高とされ赤いほど高値がつきます。

【小松菜】旬は12月~3月で、寒さに強く霜を受けるほど甘みが増して葉がやわらかくなるという不思議な生命力の冬野菜です。鉄分やカルシウム、ビタミンAやCが豊富です。

 

主な記念日

  • 1月20日 玉の輿の日
  • 1月21日 スイートピーの日
  • 1月22日 ジャズの日
  • 1月23日 八甲田山の日
  • 1月24日 生活扶助の日

 

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大寒【次候】第七十一候

【新暦】1月25日~29日ごろ

・水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)

【意味】さわの水が厚くはりつめる

旬の句

日の障子 太鼓の如し 福寿荘(たかし)

旬の食べ物

わかさぎ】天ぷらやフライ、南蛮漬けなどにして丸ごと食べれてカルシウムも豊富な魚です。厚く凍った湖では、ワカサギ釣りが冬の風物詩にもなっています。

ワカサギは、本来は海とつながっている湖などに棲息して、ふ化すると河口付近で成長して、また湖に戻る魚でした。今では山奥の湖にも棲息しているのは、各地で放流しワカサギ釣りを観光資源にしているからです。

旬の草花

【福寿草】旧暦の正月(新暦2月ごろ)に咲くことから「元旦草(がんじつぐさ)」とも呼ばれています。黄色のかわいい花が咲き縁起のよい名前でもあるため、正月用の盆栽などで人気があります。

【冬牡丹】開花時期は1月ごろで、別名「寒牡丹」雪牡丹」とも呼ばれています。冬牡丹は気候に影響されるため花の咲かせるのが難しく2割程度しか咲きません。鎌倉の鶴岡八幡宮や上野東照宮が名所です。

主な記念日

  • 1月25日 日本最低気温の日
  • 1月26日 文化財防火デー
  • 1月27日 国旗制定記念日
  • 1月28日 コピーライタ―の日
  • 1月29日 南極昭和基地設営記念日
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大寒【末候】第七十二候

【新暦】1月30日~2月3日ごろ

・鶏始めて乳す(にわとりはじめてとやにつく)

【意味】鶏が卵を産み始める

旬の句 

大空の あくなく晴れし 師走かな(万太郎)

旬の行事

【節分】2月3日は邪気を払ったり災難や厄を払うために、その年の方角を向いて恵方巻を食べたり豆まきをします。

節分 季節の変わり目には悪鬼が出てくるといわれ、豆が「魔滅」の音に通じることから「鬼は外、福は内」のかけ声で豆まきをします。本来は立春、立夏、立秋、立冬の前日がすべて節分でしたが、一年のはじまりである立春の前日のみになりました。

【恵方巻き】節分の夜に、その年の縁起のよい方角「恵方」に向かって太巻きをかぶりつきます。

恵方巻き 太い海苔巻きのことで、その年の徳福を司る歳徳神がいる方向に向かって黙って一本食べると縁起がいいとされる習慣です。一本丸ごと食べるのは「切らない=縁を切らない」という意味があり、七福神にちなみ七種の具材が入っています。

*節分とは?

旬の食べ物

【めひかり】旬は冬~春。塩焼き、天ぷら、から揚げ、刺身もおいしいですが、かるく干すと旨味が増します。脂ののりがよく握りネタにも合います。深海にすんでいて、大きな目が青く光っていることから「めひかり」と名付けられました。

金柑(きんかん)】いちばん小さいミカン科の果実でビタミンCも豊富です。丸ごと食べたり皮ごと砂糖漬けにして正月のおせち料理に利用できます。名前の意味は金色の蜜柑です。

主な記念日

  • 1月30日 3分間電話の日
  • 1月31日 生命保険の日
  • 2月1日 テレビ放送記念日
  • 2月2日 交番設置記念日
  • 2月3日 節分
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手紙に使える冬のあいさつ文

【12月】

  • 寒さがひとしお身にしみる頃となりました。
  • 早いもので、もう師走
  • 北風すさぶ季節
  • 歳末ご多端の折り
  • 今年の冬将軍はなかなか手ごわいようで

【1月】

  • 本格的な冬の到来を迎え
  • 早いもので松の内も明けて
  • 寒さが肌をさす今日この頃でございますが
  • 暖冬とは申せ、吹く風はやはり冷たく
  • おだやかな初春をご家族でお迎えのことと存じます。

【2月】

  • 余寒お見舞い申し上げます。
  • 三寒四温の時節
  • 立春とは名のみの寒さが続いておりますが
  • 寒さの中にも春の兆しが感じられる頃となり
  • 梅便りが聞こえる今日この頃
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大寒は一年で一番寒い時期

最後までお読みいただきありがとうございました。

大寒の意味と2022年の時期、大寒の特徴を二十四節気と七十二候でご紹介しました。

大寒は一年で寒さがもっとも厳しい時期ですが、春はもうそこまで訪れていますね。

コメント

  1. […] 「小寒」と「大寒」を合わせた節分までの三十日間 […]

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